山口県のらーめんは、全国的に有名なご当地らーめんこそ少ないものの、県内各地で地域色を生かしたらーめん文化が根付いています。特に山口市、防府市、下関市、宇部市など都市部で特色あるらーめん店が展開しています。詳しく解説します。
1. 山口市・防府市エリア
県庁所在地の山口市や防府市周辺では、昔ながらの中華そばや、あっさり系醤油らーめんが中心です。
・スープ：鶏ガラ・豚骨ベースの醤油スープが多く、あっさりした味わい
・麺：中細ストレート麺
・具材：チャーシュー、ネギ、メンマ、なると、煮卵
・特色：スープの旨味を重視した、昔ながらの中華そばが人気
有名店例：
・山口らーめん とんこつ軒…あっさり豚骨醤油
・長州屋台らーめん…地元民に愛される昔ながらの味
2. 下関市・宇部市エリア
下関市や宇部市では、海産物を使ったらーめんや、こってり系豚骨らーめんが人気です。
・スープ：豚骨ベースが中心だが、魚介出汁や昆布だしを加える店も多い
・麺：中太〜中細ストレート麺
・特色：海鮮の風味を活かした塩らーめんや、宇部市発祥の「宇部らーめん」もある
有名店例：
・らーめん幸楽（宇部市）…こってり豚骨醤油
・海峡らーめん 下関…魚介を効かせたあっさりらーめん
3. 山口県らーめん全体の特徴
・基本は鶏ガラ・豚骨ベースの醤油らーめん。
・海沿い地域では魚介出汁や昆布出汁を加えたらーめんも多い。
・味付けは全体的にあっさり〜中濃で、地域や店によってこってり系も存在。
・観光客向けには、地元の特産品（ふぐ、海産物）を使った創作らーめんもある